甘ったれの私にできるかな。
2019/4月
いよいよ夫も彼の妖怪両親を老人ホームに入れることに賛成してくれた。
ただ二人が納得するはずもなく、
「そこはかわいそうやけど、ショートステイとして入れてそのままだますしかないよ」と、冷血嫁は言っていた。
それから冷血嫁は、はりきってあちこちのホームに資料を取り寄せ、だいたいこの二つかな、くらいにまで絞っていった。随時、夫とその姉にも報告していた。
2019/5/9
夫「ちょっといい話ではないのだけど、、、ねえちゃんと話して、、、」
結局夫の話は、
冷血嫁の計画の通り、だまして彼らの両親を老人ホームに入れるのはかわいそうだ、だからショートステイを利用して、なんとか過ごしたい、ということだった。
私は あと数か月、なんとか暮らせばこの面倒から逃れられるとたかをくくっていたので、くやしくて、悲しくて、
泣き続けていた。
死ぬこともまた考えた。
やはり前からの考え通り、首を吊るのがいいと思う。
今朝職場に来て、首を吊れるものはないかなとみてみたが、意外にない。首吊りを選択された皆さんは どこでつっておられるのか。
なんてことも考えつつ働いていたら、アパートを貸しておられるお客さんが、20年前、テナントさんが借金してえらいことだったという話になり、
「うちのアパートで自殺なんてされたら大変やから」と言われてぎょっとなった。
そうか。
ここでつったら、この部屋は事故物件になって、お世話になっている大家さんにご迷惑がかかるのか。
首を吊るのもやめて、一人で生きていくという選択肢もある。でも、私の稼ぎで、一人で生きていくのも、まあ可能だろうが、大変そうだ。私は子供のころからの甘ったれなので、そんなのできないだろう、、、
先日別のお客さんが
「若いころは本当にいろいろあって 死ぬことも考えたけど、子供たちがいたからなんとか我慢したのよ」
と おっしゃってた。今もそれなりにご苦労はあるみたいだけど、でも幸せそう、かな。
私も今を乗り切って あの時死ななくてよかったと思えるのかな。
この甘ったれの私にできるかな。。。
天国の母からのメッセージ？
2017/4月
月当番。初めて私が妖怪ママごんにかわって町内会費を集金した。私がすべてやるって言ってるのに、ママゴンが「あの人の領収書もっていかなあかん」とか「預かったお金透明の袋に入れておいてたのにどっか行った」とか日に何度も何度も聞かれて、しかもそんな事実は全くないのに、元からないものが無くなったと騒ぐので、何度も騒ぐので、ぶちぎれた。
2018/4月
また集金が回ってきた！今回は2017年ほどのママゴンからの襲撃はなかったけど、それでも、集金日より前に持ってきていただいたご近所さんは わがやの老夫婦が認知症だと知らず、名前だけ言って会費おいていかれたりして、てんやわんや。
なので、会計さんに 二年連続だから来年はしなくてすむよう配慮するように頼んだら、
「それはほかの班でも問題になっているので、来年は絶対Aさんがしなくていいようにします」
と言ってもらった。
2019/4/3
仕事から帰宅中、思い出した！今年も うちが町内会の月当番やったら、また3年連続で町内会費集める当番やん！
でも家の前に月当番の札がない！良かった～ 今年はしなくてすむ。
と喜んで夫にその話をすると、
夫「あ、言うの忘れてたけど 今月 うち 月当番やで」
むっか～～～
あれほど 一昨年も昨年も 集金で 嫁が苦労しているのに、
ぜんっぜん 覚えてない！！！ひとごとか！
夕食中かとは思ったが、いてもたってもいられず、
4月からなったばかりの 町内会長さん宅へ駆け込み、嘆願。
「これこれ こういう理由で もう今年は勘弁してください」
会長さん「、、、なんか 会費の集金とか全部家内にさせてるんでよくわからないですが、わかりました、Aさんでなくて他の方にしてもらうようにしますわ。今度の日曜日に前年度の役員から引き継ぎがあるんでそん時に確認しときます」
「助かりますっ！よろしくお願いいたしますっ！」
2019/4/8
昨日引継ぎがあったはずなので、今日くらい集金の話が回ってくるころだな。。。
ピンポーン。呼び鈴。だれっ？
お隣のMさん。なんやなんや。
急いで玄関に行くがすでに ママゴンと話し込んでいる。
Mさん「集金するように会長さんから言われたんやけど、月当番の札持ってはる？」
「すいません、本当はうちが当番なんですが、会長さんに頼んで免除してもらったんです、おととしも 去年もしたんで」
Mさん「え？Aさんが月当番やの？ほんなら、集金の書類持ってきますわ」
いやいや、違うやん。
「いえ、おととしも 去年もしたんで,今年は免除していただくように会長さんに話したんです」
Mさん「そんなん、関係ないわ。月当番がしないと」
「。。。じゃあ、これから毎年うちがしないとだめってことですか？！」ちょっときれかける。
Mさん「そんなことないよ」
なんでやねん、今、12軒しかないねんからそうなるやんか！
あまりのショックでどうやってその場を離れたのかわからないが
とにかくMさんの理論では
月当番が集金をするべき、２年でも3年でもとのことらしい。
それって 当たり前のことなのかなあ。不公平だと思うのは 私だけなのか。。。
しか～し 納得いかないことに 泣き寝入りはできない！
また会長さんちへ。
「これこれ こういうことで Mさん 集金してくれないらしいんですけど。。。」
会長さん「ええええっ！。。。ちょっとMさん、変わってはるんですか？。。。困ったな。いや実は、わたし まだよくわかってないので、去年の会長さんにこの件お願いしたんですよ。で今、無事渡してきたと報告受けて安心してたとこなんですけどねえ。。。うん、わかりました、もう一回 去年の会長さんに連絡とってみますわ」
「すいません、4月早々ややこしいことお願いしまして。。。」
で結局、去年の会長さんが再度Mさんを訪問して月当番してもらえることになった。
そのあと、夫と二人でMさんちへ行き、月当番というか集金引き受けていただきありがとうございます。とお礼に行った。
めんどくさ～～～～～～～～～～～い！！！！！
このごたごたで 夫の体調は悪くなり、
そのせいで 私の気分も悪くなり
また死にたくなった。
それから数日死ぬ方法を考えていた。
村上春樹「1Q84」では ピストルで確実に死ぬ方法が描かれていたけど、それは不可能だしな。
首とかの血管に包丁かな。
でも血が部屋を汚すよね。迷惑だよね。自殺だけでも迷惑なのに。
となると 首吊りかな。
よく首つって自殺される方をニュースなどで耳にするが、あれはあとの処理をおもんぱかってのことなのかな。
などとずっと考えていた。
昨年他界した母にも毎朝「はやく妖怪ママゴンをそちらへ連れて行って」とお願いしているが、この数日は「ママゴンでも私でもどっちでもいいから連れて行って」とお願いしていた。
2019/4/13
なぜか夕方仕事中に、
そっか！
介護も 町内会費集金も
すべて めんどくさいって考えるからしんどいのか！
と突然ひらめいた。
本当に突然この考えがやってきた。
天国の母からのメッセージなのかな？
グレイッシュベビーゲート
2019/2/21
妖怪ママゴンに 白内障術後の目薬を朝さしにいったら
ママゴン「なんか ここが痛いんや」
左手首が青くなっている
「どっかで打ちましたか？」
ママゴン「わからん」
冷シップを貼っておいた。
1時間後
ママゴン「保険証かして。手痛いから病院行く」
「どこの病院行くかわかりますか？」
ママゴン「わからん」
「近所のYさん、行き方わかります？」
ママゴン「。。。」
ちっ。結局私が連れていく羽目に。
骨は折れていないとのこと。よかった！（折れているとまた通院とかが面倒という意味で）
2019/3/10
眼科。
ようやく目薬4種類から1種類に。やれやれ。
2019/3/11
手の腫れがちっともひかないので、また整形外科へ。
医者「こないだ映ってなかったけど折れてますね～」
なんと！！
これから毎日もしくは二日おきに通院せねばならないとのこと、、、
せっかく目薬楽になったと思ったら、、、
もう！！！
どうやら 階段から転んだのではないかということで
夫が階段にのぼるなとテープで張り紙して階段を通行止めに。
こんなんで ママゴンを阻止できるかな。。。
そして我々も階段使うときに面倒だな。。。
2019/3/12
夫の作った階段のテープをくぐって二階へ。
夫激怒。
2019/3/14
テープをリボンに替えてフックでひっかけれるように変更。
でも こんなん 役に立つかな。。。
2019/3/16
二階のベランダに洗濯物を干しに行かないように
一階の勝手口前に設置する用の物干し台注文。3980円。
2019/3/25
ママゴンの階段をあがる足音！
くぅらあああああ！！！
「お母さん、今度階段から落ちたらもう寝たきりになって命の保証はできひんって先生言ってたでしょ！死にたいのっ？？」
別に死んでもらっても全然かまわないし 認知症で先生にそういう風に言われたことも覚えてないのわかってるけど 上がってきたので 腹立つので叱ってみる。ママゴンの足音を聞くと心拍数がほんまに上がる。
ママゴン「いや、でも この これ どうしたらいいの？」（訳：先ほど一緒に行ってきた整形外科のこの領収書はどうすればよいのですか？）
知らんがなっ！好きにしいなっ！！
10分後
そくネットで「認知症 階段 ゲート」
で検索するものの、ヒットしたのはたった１件。
あとはすべて赤ちゃん用のゲート。
で認知症の介護されてる方のサイトも赤ちゃん用のゲートを購入されていたので、
今度こそママゴンを二階へ上げない効果がありますように！
逆流性食道炎
2018/11/8
妖怪ままごんを連れて銀行へ諸手続き。
帰宅後、
ままごん「Mさん、さっき私Mさんとどっか行ったよね。どこ行ったん？」
「M銀行」
ままごん「何しに」
「だいぶ前に無くしてたキャッシュカードの再発行の手続き」
ままごん「え？」
無視してその場を離れる。
10分後、
ままごん「Mさん、さっき私Mさんとどっか行ったよね。どこ行ったんやったっけ？」
ぷちっ。
「銀行！」
ままごん「何しに」
ぶちっ！
「なんで知りたいの？何が知りたいの？？」
横から妖怪ちちごんが訳も知らないくせに、
「通帳記入や」
ぶちぃぃぃぃっ！！！
「違います！！！」
そのまま その場をすぐ離れればよかったのに、
なんか ぶちぎれてしまい
「もう いい加減にして！！！
何度も何度もおんなじ話、いつもいつもいつもっ！」
私の叫び声を聞いて二階から夫が救助に来る。
が、わたしのぶっちんは もう治らない。
それから
妖怪たちの部屋から我々の部屋に戻るすがら、
階段上る前にも座り込んで泣き続け、
階段上がりきってもまた座り込んで泣き続け、
部屋に戻っても、泣き喚いた。
一時間。
最後に夫が 枕持ってきて
「これに顔うずめて 思いっきり叫んでいいで。僕も時々するねん」と言うので、
「もういややあああああああああああっ！」と叫んだ時に
首の筋がぴきん。
それから首が痛くなった。
当時入院中だった母のお見舞いにその後行ったが ずっと 首が痛い。
夜も首が痛くて
胃も気持ち悪くなってきた。
就寝後も不調で何度も目が覚める。
翌日2018/11/9
朝、朝食を食べようとしても気持ち悪くて
みかんだけ食べた。
ら、そっこう吐き気がして嘔吐。
胃薬飲んでも嘔吐。
その日から3日ほぼ何も食べれず。
仕事も3日休んだ。
今まで休んだのは乳がんの入院の2週間だけだったのに、、、
その翌日2018/11/10
夫に連れられて近所の内科へ。
夫も私同様胃痛が続いているので一緒に見てもらう。
問診して
嘔吐したのは私だけ、
胃が痛いのも私だけ、なので
私は胃カメラとられることに。
その日は夫だけ薬処方してもらい、私は手ぶらで帰らされた。
点滴とかうってよ、、、何も食べてないんですけども、、、
数日後2018/11/14
結果は
逆流性食道炎とか胃炎とか。
泣き叫び続けると 人間ってこんな風になるんだなと驚いた。
2019/3月
ようやく少しずつ食事量が増えてきた。
でも去年の夏より6キロ減った。もうすぐ30キロ台に突入しそう。
がりがり、、、
2019/3/14
夫とお気に入りのレストランへランチ。
パン食べ放題のお店。
胃薬はまだ必須だけど
だいぶ食事量増えてきていたので
食いしん坊、食い意地はってるので
むしゃむしゃパン食べた。
おいしくて 満足。
おやつに おいしいと評判のバームクーヘンのお店にも行ってホールで購入。
楽しい一日だった。はずなのに、
なぜか 夕方6時ごろから気持ち悪くなり
お昼とおやつに食べた物を大量に嘔吐、、、
形がそのまま残っていたので 全然消化してなかった様子。
全然治らなーい！
原因の妖怪たちが消えるまで治らなーい！！
aiboちゃん ありがとね
妖怪ままゴンとはできるだけ顔をあわせたくないだろうとの
夫と夫姉の配慮で
「Mが帰宅しても いちいち おかえりと言いに行くな、
玄関の明かりもつけなくてよい」と
さんざん言ってくれている。
が、もちろん そんなこと覚えれない。
なので夫と夫姉が私の帰宅前に伝えてくれているよう。
2019/3/9
19時ごろ帰宅。
玄関に明かりがついている。
こういう日は
夫たちが忙しくてMに会うな、メッセージを言えなかった時。
なので、確実におかえりと言いに来るな。ちっ。
まあ言いに来ても無視してるけど。鬼嫁。人間失格な私。
でも必要最低限以外、口ききたくない。
母「Mさん、お帰り。寒いから、そこ電気つけたんやけど、いるかな？」
「いりません」
母「あ、そう？」
無視。めっちゃいやそうな顔をみせつけてやる。ああ、最悪な私。
でも、寒いから明かりつけるってどういうことやねん。
二階にあがると夫が今の会話を聞いていたようで、
夫「大丈夫か？ごめんな。もうバカやから、何ゆうてもあかんねん」と 疲れ切った顔。
「またなんかあった？」
夫「そりゃあるよ」
「何あったか 話したかったら ゆってね」
結局何があったのかは知らされなかったけど、
まあ 毎日毎日 もめごと おこすよな。
いい加減にしてくれ！
はやく死んでほしい。
もめ事がある晩は陰気で、夫といても ちっとも楽しくない。
でも、昨日は我が家のaiboちゃんのおかげで 少し早くに いつもの陽気な夫に戻ってくれた。
本気でつらい日は aiboちゃんがいても つらくて かまってあげる気がしないけど、
これくらいのつらさだと aiboちゃんのおかげで
とげとげこころが 少しだけ丸くなれる
aiboちゃんありがとね～
まだ死ねない
2019/3/6
夕方
東京の主人の姉からLINE。
姉「機嫌よく帰ってきたみたいです」
はあ、、、ショートステイから帰ってきたか、、、憂鬱だ、、、
夜
介護で在宅の主人がご機嫌斜め。
ああ、もう本当に死のうかな。
仕事してなかったらポイっと死ねるのかな、、、
今死んだら仕事の後始末で主人に迷惑がかかるよなあ、、、
2019/3/7
朝
主人の母が二階に上がってくる足音が聞こえる。
ああ始まった、、、
母「Mさん、私の財布知らん？」
「知りませんっ。タンスの中とか探してくださいっ！」
5分後
母「Mさん、私の財布知らん？」
「知りませんっ。二階に来ないでくださいっ！」
5分後
母「Mさん、何回もごめんやけど、これなんやろか？8月3日て書いてあるけど」
手にしたメモを見ると、2年前に私が書いたメモ。
「通帳はMが預かっていますって書いてますやん」字も読まれへんのかいっ！
母「通帳がないんやけど、知らん？」
、、、。日本語を理解できない日本人と会話する無意味さ。
昨夜からの私の死にたいモードはぐんぐん上がっていく。
2019/3/7
昼過ぎ
ひとまず主人と気分転換のお出かけデート。
美術館でお釈迦様のお顔をたくさん拝み、
ショッピングモールで主人のニット帽やら 私の傘やらを購入。
おいしいランチもいただいて
ああ、昨日早まって死ななくてよかった！
楽しいことをすればまだ気分があがる余地がある。
まだ死ねない。
ただ毎朝極楽にいるであろう母に
「はやくKAとTAをそちらへ連れて行ってください」
とお祈りは欠かさない。
事前指示書
2019年3月6日
事前指示書なるものを作成。
この数日前夫に 自分が倒れているところを発見しても意識がない場合は、救急車を呼ばないでくれと約束してもらった。たとえ救急車で運ばれて治療してもらったら回復したとしても呼ばないでくれと。
私の母やその妹のように私も病気で倒れる日が来るかもしれない。その時に彼女たちのようにただベッドで横たわるだけの無意味な日々は絶対過ごしたくない。
ただ残念ながら、今の日本では死ぬ権利はないそうで、もし救急車を呼ばなかったことで夫が罪に問われたりしたら困るので、その時役に立つのかはわからないけど この指示書を作成しておいた。
